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ベテラントレーナーの「お悩み相談室」

Vol.10 注意する時・叱る時は「I Message」で!

若葉:「柿沼さん、待ってましたよ!」

「お悩み相談室」の主、ソルコのベテラントレーナー柿沼がドアを開けると、前回と同じ格好、同じセリフで待ちかまえる若葉さんの姿……。

若葉:「予告通り、NGキーワードのレッスン2をお願いしますね」

柿沼:「今日は、『上手な注意の仕方』について、ね」

若葉:「注意するのって、苦手なんですよねえ(ため息)。さっきも、失敗しちゃいました……。Aさんに『あなたがスクリプトを勝手に変えるから困るって、Bさんが言っているんだけど』って言ったら、『Bさんと私とではやり方が違いますから』って(深くため息)」

柿沼:「Aさんは、若葉さんがBさんの肩を持っていると、疎外感を感じたのかもしれないわね……。(沈んだ空気を振り払うように明るく)では、NGワード、レッスン2よ!」

注意する時・叱る時のポイント

第三者や「あなた」を主語にするのはNG
「私」を主語にして『I Message』を実践しましょう!

Vol.10 注意する時・叱る時は「I Message」で!:イメージ図

若葉:「(白板に書かれた文字を見て)『I Message』?」

柿沼:「そう。『私はこう感じたけど、あなたはどう思う?』、『もし私がお客様だったらこう感じる』というように、自分がどう感じたかを率直に言って、それに対してあなたはどう思うか、と聞くの」

若葉:「そう言われると、一対一で、真剣に自分に向き合ってくれてる感じがしますね」

柿沼:「そこがポイントよ。『あなたはいつもそうなのよ!』と決め付けた言い方や、『誰々が言ってたけど』と第三者を主語にした言い方は、相手が素直に受け取りにくいものなの。改善してもらうために注意するんだから、相手が受け取りやすい言い方をすることが大切よ」

若葉:「相手がどう受け止めるかが大事なんですよね」

柿沼:「『相手の言動の具体的な指摘』と『その影響』を、『私』を主語にして伝えるの。そうすれば、きっと相手を思う真剣な気持ちが伝わるわ」

若葉:「はい!(元気良く)」

柿沼:「立ち直りの早いところが若葉さんの良いところね」

若葉:「あ、続いて『上手なほめ方』について、ですね!」

柿沼:「……それは、また今度にしましょう(調子が良すぎるわよ、若葉さん!)」

──というわけで、次回は「上手なほめ方」について、ご紹介します。